「TRENCH THE GHOST」― Joshua Powellによる猛襲
移り変わりの激しいモダン・ヘヴィミュージックの世界において、Joshua Powell は非凡な存在です。
それを再び証明したのが、最新リリースとなる2分間の怒涛の楽曲「TRENCH THE GHOST」。まもなく発表されるアルバムからの3rdシングルとなるこの曲は、構造的にもテーマ的にも新たな境地へと踏み込み、これまでの作品以上に深く根ざしたルーツを掘り下げています。中西部でもっとも精力的なトリオのひとつとして知られるバンドは、テクニック面でもサウンド面でも挑戦を続け、自らのシーンにおいて独自のスタイルを築いてきました。今回、Joshuaに楽曲の背景について詳しく語ってもらいました。
「TRENCH THE GHOSTは、僕がこれまで書いた中で最もラウドな2分間だ。サウンドには、Comeback Kid や Beartooth のようなハードコアバンドから、A Day to Remember や He Is Legend といった懐かしいヘヴィ・ヒッターまでを内包している。でも本当に面白いインスピレーションは、Remedy Games そして Vola Guitars から来ているんだ。」
彼は中古ディスク店で偶然手に入れたゲーム『CONTROL』に夢中になり、そのシュールな世界観に圧倒されたと語ります。HOUSE OF LEAVES や TWIN PEAKS への深い言及を含む想像力豊かな作品体験が、Joshua の創作意欲を刺激しました。新作の多くを7弦で書いていたものの、ちょうど手に入れた初めての Vola ギター、ブロンドの Vasti(スタンダードチューニング) で何かを生み出したいと考え、結果として「TRENCH THE GHOST」が一気に書き上げられたそうです。
「この曲は小さく、怒りに満ち、速いものとして生まれた。歌詞には曖昧なシュールさをにじませ、自分を異質な精神状態に置いたんだ。CONTROLのサウンドトラックを作るように、プレイヤーをより深く世界に引き込みたいと思った。」
制作の過程では、仲間でありVolaアーティストでもある Josh Townsend が背後で「デスコア風のブリーを入れてみろ」と煽ったり、Jacob がドラムフィルを最大限に活かすためブレイクダウンを押し広げたりと、バンド内での化学反応が生まれました。その瞬間、彼らはDNAの奥底に眠る「何か楽しいもの」を掘り当てたことを確信したといいます。
「17歳のとき、フロリダ南部のプールハウスで初めてメタルコアのレコーディングをした。その横では仲間たちがHALOをオンラインでやりながら叫んでいた。これは、あの時の感覚を蘇らせる曲なんだ。そして、超常的な“ヒス”と戦うパンクロックな午後をサウンドトラックにする曲でもある。」
「TRENCH THE GHOST」は、Joshua Powell の音楽的進化と遊び心の両方を詰め込んだ2分間。制御された猛襲が、聴く者をかつてない体験へと引き込みます。
楽曲の全編は こちら から試聴できます。