JZ FRO ― 常識にとらわれない一本
音楽業界を深く掘り下げるレビューで知られる Premier Guitar は、長年にわたり弦楽器ファンから信頼を集めてきたメディアです。
Vola Guitars もこれまでに多くの交流を重ねてきましたが、今回新たに JZ FRO に3種類の新フィニッシュを発表したタイミングで、同誌がタイムリーなレビューを公開してくれました。
Vola Guitars もこれまでに多くの交流を重ねてきましたが、今回新たに JZ FRO に3種類の新フィニッシュを発表したタイミングで、同誌がタイムリーなレビューを公開してくれました。
記事は次の一文から始まります。
「この10年近く、Vola Guitars の日本製モデルは、やや型破りな仕様や高い完成度、伝統とモダンを行き来する独特のルックス、そして業界大手に迫る実力を持ちながらも手頃な価格帯で注目を集めてきた。そんなラインナップの中で JZ FRO は比較的トラディショナル寄りだが、スタイルとパフォーマンスの両面で独自の立ち位置を築いている。」
まさにその通りで、私たちが目指す「クラシックとモダンの橋渡し」を的確に表しています。レビューはまずデザイン面から掘り下げています。リアストラップピン付近にある特徴的なボディラインの処理について、
「ジャズマスター風のアウトラインに、上品さと洗練を与えるディテールだ。ローステッドメイプルネック、反り上がるリバースヘッド、そして独自のピックアップ構成が加わり、このモデルが“ただのオフセット”ではないことをはっきり示している。」
と述べ、Volaが意図してきた「常識からの一歩先」を明確に言語化してくれています。次に焦点はピックアップへ。Vola VFP90についてはこう評価されています。
「さまざまなジャンルに適応できる柔軟さがあり、ビンテージライクなキャラクターを備えつつ、従来のP-90よりもホットで力強く、より開放的な空気感を持つ。」
さらにミドルのシングルコイルが加わることで新たな音作りが可能に。ただし「他のシングルコイルに比べるとやや柔らかく控えめな傾向にある」と補足されています。
意見が分かれやすいポイントとして取り上げられたのが「ダイレクトスイッチ」。
「強力なオンボードブーストのように働き、全体が大きく、熱く、タイトになる」
と記され、ライブでソロを際立たせたい人には理想的な機能となる一方、より落ち着いたトーンを求めるプレイヤーには強すぎると感じられるかもしれません。この率直な指摘もレビューの誠実さを感じさせます。
記事は最後にこうまとめています。
「これだけ多彩な仕様を詰め込みながら、優れた弾き心地と高い完成度を実現し、この価格で提供している点は大きな評価に値する。トーン回路のバイパスは、厚いアンサンブルの中でもソロを前に押し出す力となるだろう。ミドルピックアップはP-90の常識を超える新たな音色を生み出すが、ストラトのミドルに期待されるような明瞭さはない。それでも、スムーズに動作するハードウェアと確かなクラフトマンシップにより、演奏は快適で楽しく、VFP90は力強さと明瞭さ、柔軟性を兼ね備えている。ロックから分厚いブルースまで幅広く対応できるだろう。」
Vola Guitars の JZ FRO が持つ独自性と完成度を余すことなく伝えていただいた Premier Guitar に、心から感謝いたします。
詳しいレビューは こちら からご覧いただけます。