アーティストインタビュー:Rod Rodrigues

Vola guitars artist : Rod Rodrigues
― ロド、ギターを始めたきっかけと、影響を受けたアーティストを教えてください。

音楽が自分の人生に入ってきたのは6歳のときでした。母が素晴らしいシンガーで、毎晩寝る前にアコースティックギターを弾いてくれたんです。一緒に歌っているうちに音楽が大好きになりました。

13歳のときにいとこからアコースティックギターを習い始めましたが、彼女が教えてくれたのはポップス。当時の自分は典型的なメタル少年だったので、正直「Megadethの“Holy Wars”が弾きたい!」という気持ちでいっぱいでした(笑)。1年後、初めて自分のエレキギターを手に入れましたが…ものすごく安物で、弦を替えるたびにペグが壊れるレベルでした(これは本当です!)。

音楽的に最も影響を受けたのは母ですが、ギタリストとしての成長を支えてくれた存在も多いです。スティーヴ・ヴァイ、ジョン・ペトルーシ、リッチー・コッツェン、グレッグ・ハウ、ヌーノ・ベッテンコート。彼らがいなければ、今の自分はいなかったと思います。

― お母さまの影響、とても素敵ですね。ギターを通して特に印象に残っている出来事はありますか?

たくさんありますが、ひとつ忘れられない瞬間があります。以前、自分のトリオで演奏していたとき、一人の女性が自分の曲を聴いて涙を流していたんです。ライブ後に話しかけたかったのですが、もう会場を後にしていて…。その光景が、今でも心に強く残っています。あの瞬間は、自分の音楽人生の中でも特別な出来事でした。

― まさに音楽の力ですね。では、愛用しているOZ ROAの魅力を教えてください。

このギターは本当に素晴らしいです。見た目もネックのフィーリングも完璧で、サテンフィニッシュの滑らかさがたまりません。ピックアップはクラシックなトーンを持ちながら、どこかモダンさも感じられる。ブルースからロック、メタル、プログレまで、どんなジャンルでも対応できる万能ギターです。

― 今後の活動予定は?

2019年から計画しているカナダと母国ブラジルでのギタークリニックツアーを、2022年こそ実現させたいと思っています。そしてもうすぐ、アルバム 『Tales Of A Changing Life Part.1』 をリリースします。これは人生の変化をテーマにしたインストゥルメンタルのコンセプトアルバムで、2部構成のうちの第1弾です。プログロック、ブルース、フュージョン、さらにブラジルやフランスの伝統音楽など、自分がこれまでに影響を受けてきた音楽をすべて詰め込みました。素晴らしいゲストミュージシャンにも参加してもらっていて、完成が本当に楽しみです。

ロド・ロドリゲスさん、貴重なお話をありがとうございました。
新作アルバムのリリースも楽しみですが、それまでの間に、ぜひRod RodriguesのYouTubeチャンネルで彼の演奏をチェックしてみてください。