アーティストインタビュー:David Wallimann
今日は、世界的に知られるギタリストであり教育者の David Wallimann(デヴィッド・ワリマン) 氏にお話を伺えるという大変光栄な機会をいただきました。YouTubeを中心とした強力な発信力と、わかりやすく深みのあるレッスンで多くのギタリストから支持を集める彼に、音楽人生やVolaギターへの想いを語ってもらいました。
― まず、ギターを始めたきっかけと影響を受けたアーティストを教えてください。
ギターを始めたのは14歳のときです。古いクラシックギターが最初の1本でした。でも、本格的にのめり込んだのはその1年後、1993年のクリスマスの朝に初めてエレキギターを手に入れたときです。当時は Iron Maiden、Guns N’ Roses、Metallica といったハードロックバンドに夢中でしたね。ただ、僕の音楽の向き合い方を決定づけたのは Joe Satriani です。彼のプレイと音楽へのアプローチが本当に好きで、今でも僕の“永遠のトッププレイヤー”の一人です。
― ギターを通して特に印象に残っている思い出はありますか?
数え切れないほどありますね。人生のどんな時にも、ギターは常にそばにありました。アメリカに移住した27歳のときも、うつと闘っていた時期も、子どもたちが生まれた瞬間も。ギターはいつもそこにいてくれました。ひとつだけ選ぶのは難しいけれど、それほど人生のすべてに寄り添ってくれた存在なんです。
― お気に入りのVolaモデルと、その魅力を教えてください。
一番好きなのは Vola OZ です。特に気に入っているのが RMNモデル(Roasted Maple Neck)。このネックが本当に弾きやすいんですよ。厚すぎず、薄すぎず、ちょうどいい。サウンドもモダンでありながら、どこかオーガニックでヴィンテージの温かみを感じます。言葉で表現するのは難しいけれど、とにかく“弾けばわかる”ギターですね。読者の皆さんにも、ぜひ実際に触ってその感覚を体験してほしいです。
― YouTubeで発信する上で大切にしていることや、同じ道を目指す人へのアドバイスはありますか?
一番大事なのは「自分らしくあること」。誰かを喜ばせようと無理をしたり、他人の真似をする必要はありません。本物のフォロワーを得るには、“本音の自分”を出すことが鍵だと思います。
― 無人島に1本だけギターを持っていけるとしたら?
迷わず Vola RMN ですね!この1年ずっとメインギターとして使っています。とてもインスピレーションをくれる一本です。
― 今後の予定を教えてください。
2022年には “Primal Guitar Experience” という3ヶ月間の集中ギター講座をスタートさせます。これは、いわゆる“永遠の中級者”から抜け出すための没入型プログラムです。さらに、次のアルバム “Deep Inside The Mind – Rebirth” も制作が進んでいます。これからどんな形に仕上がるか、僕自身とても楽しみです。