ケンタッキー出身のKes Lutes、新アルバム『Smoketown』をリリース
マルチジャンルのアーティスト/マルチインストゥルメンタリスト Kes Lutes が、ケンタッキー州の都市ルイビルの音楽シーンに新たな息吹をもたらすアルバム『Smoketown』を発表。
Monica、Ciara、Kelly Rowland、Latto、50 Cent、Masego、Fantasia、Glorilla など、名だたるアーティストのバックを務めてきた経歴から、業界内ではすでにその名を知られる存在のKes。ですが今は、自身のプロジェクトにフォーカスしています。彼の音楽人生は幼い頃から始まり、16歳で全米ツアーに参加。その経験は技術だけでなく、観客を動かす勘所までも磨き上げました。その後はヒップホップ、R&B、ポップ、ゴスペルまで幅広いジャンルでスタジオやステージに立ち、BET Awards や iHeartRadio の舞台にも出演。裏側では常に自分自身のサウンドを模索し、個人での表現の場を築いてきました。そして今、そのサウンドが『Smoketown』という形で結実しました。
アルバムタイトルは単なる名前ではなく、彼にとって人生が大きく動き出した場所を指します。ルイビルの Smoketown 地区に妻と最初の家を構えたことをきっかけに、街とそこでの瞬間からインスピレーションを得て制作。そこに根ざした感覚がありますが、固執することなく、音楽に重みと方向性を与えています。Snarky Puppy、Dirty Loops、Eric Gales、Cory Wong、Animals As Leaders といった現代の革新者たちからの影響を受け、豊かなアレンジ、身体が自然に揺れるグルーヴ、緻密に重ねられた楽器構成が印象的です。ハイライトのひとつ「Light It Up」では、Kaleb Wharton(ドラム/パーカッション)、Curtis Jones II(ベース)、Adrian Forbes(キーボード/ピアノ)、Titus Robertson(オルガン)が参加。さらに「Take Flight」では同じリズム隊の Wharton と Jones に加え、鍵盤は Forbes と Robertson が分担し、Robertson がオルガンも担当しています。ルイビルのプロデューサー Steven Anto が全曲をミックス/マスタリングし、高い解像度とまとまりのあるサウンドでプロジェクト全体を引き立てました。
本作は2022年のシングル「Pragmatic」以来、約3年ぶりとなるソロでの正式リリース。「Pragmatic」で垣間見せたタイトなアレンジ、伸びやかなソロ、フュージョン的なセンスを、今回のアルバムではフルスケールで展開しています。長年の演奏とリスニング、音楽が人の心に響く要素を理解してきた経験が形となり、曲はひとつの流れとして意図的に構築されています。派手に見せつけるのではなく、細部へのこだわりが強い結びつきを生み出しているのです。その一貫したサウンドの中心を担ったのが、彼の愛用する Vola OZ JRM。リードパートの多くで登場し、アルバムのトーンを特徴づけています。『Smoketown』は、長年裏方として活動してきたKesが、ついに自らの音楽で前に出ることを宣言する鋭く自信に満ちた作品です。
アルバム『Smoketown』は こちら から全曲試聴できます。