Music China 2023

Music China 2023

2023年10月11日から14日にかけて開催された上海国際楽器展(Music China 2023)は、音楽ファンにとってまさに聖地ともいえるイベントでした。

上海新国際博覧中心の広大な会場に足を踏み入れた瞬間から、訪れる人々は熱気とインスピレーションに満ちた空気を感じ取ることができました。その中でも強い存在感を放っていたのが、Vola Guitars。クラフトマンシップと革新性を象徴するブランドとして、新作モデルやアップデートされた定番モデル、カスタムビルドを多数展示。改めて、Volaが「常にギターの未来を切り拓くブランド」であることを印象づけました。

OZ RV TNC:新しいカラーパレットの誕生

会場の注目を集めたのは、人気モデルOZ RV TNCの新フィニッシュ。今回発表されたのは、Aqua Burst Gloss、Trans Light Purple Gloss、そしてTribal Red Glossの3色。これまで以上に鮮やかで洗練されたカラーバリエーションが追加され、OZ RV TNCの魅力をさらに引き立てました。精巧な作り込み、多彩なピックアップ構成、そして高いデザイン性。そのどれもがプレイヤーに愛されてきた理由です。この日、来場者たちは世界でもいち早くこの新色を目にする特別な体験を味わいました。


低音の世界も進化する

Volaブースでは、新しいベースモデルの展示も話題を呼びました。中でも大きな注目を集めたのが、The Dali Thundering Concept のベーシスト、Steve Tréguier のシグネチャーモデル「Vasti 5 STM J1」。その圧倒的な存在感と多彩なトーンバリエーション、そして拡張レンジが来場者を魅了。プリセット・プリアンプ、VolaカスタムピックアップSB5、そしてキルスイッチを搭載したこのモデルは、実際に試奏した誰もが笑顔になるほどの完成度でした。

さらに注目されたのが、新登場のZVA 4P MF。Candy Apple Red GlossとCharcoal Frost Metallic Glossの2色で登場し、パッシブ/アクティブの切り替え機能とVola ATR-I 3バンドEQを搭載。アルダーボディとメイプル指板の組み合わせによる抜群の鳴りと豊かなレスポンスは、ブース全体を震わせるほどの存在感を放っていました。


Volaを象徴する名機たち

もちろん、Volaを代表する定番モデルも勢ぞろい。OZシリーズやVastiシリーズをはじめ、初期モデルのAres、そしてMaycown Reichembach、Quentin Godet、Kaspar Jalily、Pierre Danel、Julien Rosenthalらのシグネチャーモデルも多数展示。ジャンルやプレイスタイルを問わず、幅広いミュージシャンが自身の理想を見つけられるラインナップとなりました。

圧巻のパフォーマンス

会期中は、Volaアーティストたちによるライブパフォーマンスも連日開催。Cai Jianが自身のVasti 7 CJMで多彩なサウンドを披露し、ErshatはOZ 7 EAM Custom Shopを駆使して会場を重低音で包み込みました。

ステージの合間には来場者が実際にVolaギターを手に取り、サウンドと弾き心地を確かめる姿があちらこちらで見られました。年齢や国籍を超えて、多くのギタリストがVolaの魅力に惹き込まれていったのです。


まとめ

4日間にわたるイベントを終え、Volaチームは改めて多くの出会いとチャンスに感謝しました。Music Chinaは、Volaが掲げる「ミュージシャンの声に寄り添い、彼らの感性を形にする」という理念を共有できる特別な場。Volaが作るのは、ただのギターではありません。“奏者の魂を映す楽器”です。私たちの楽器に触れてくださったすべての皆さまへ、心からの感謝を。また来年、上海でお会いしましょう。