OZ Keene Machine モダン・メタル・メカニズム

Modern Metal Mechanics

Quentin Godetがモダンメタル界の最前線に立つ存在として確固たる評価を築いていることは、もはや周知の事実です。

 
Ten56やKadinjaでの活動で知られる彼は、独自のプレイアプローチと多彩なテクニックを融合させ、その実力を幾度となく証明してきました。最近ではBalsamiq Productionsと再びタッグを組み、Volaギターを使用した映像作品を数多く制作。その中でも特に印象的だったのが、今年リリースされたOZ Keene Machineを使って披露した、迫力あるメタルコアリフの演奏です。




冒頭から、右手のコントロールの精密さが際立ち、ディミニッシュリフがまるで自然に流れ出るかのように響きます。Keene Machineをポジション1で駆使し、鋭いダイナミクスと情感豊かなボイシングを巧みに織り交ぜるその演奏は、まるでギターそのものが彼の身体の一部になっているかのようです。トーン面では、Fishman Fluenceピックアップによる明瞭な音の分離が、彼の音楽的意図と完璧に噛み合っています。荒々しくも鋭く、一音一音が制御されたカオスの中で際立っています。今回もまた、Quentinによるインスピレーションあふれる素晴らしいパフォーマンスでした。

Balsamiq Productions、そしてKaspar Jalilyのおかげで、私たちはVolaギターを愛用する才能あるミュージシャンたちの映像アーカイブを次々と増やすことができています。次回の作品もぜひご期待ください。